念願の二人飲み
年が明け、仕事も始まり…暫く経った頃。
個人的な連絡は、飲み会の約束をしてから一切取っておりませんでした。
約束の日の一週間前。
¨本年もよろしくお願いします。来週ですが、どうでしょうか?¨
¨こちらこそよろしくです。今のところおけの予定です。なにか食べたいものある?¨
このやり取りが出来ていることだけでも、胸がきゅーっとなるくらい嬉しくて、
¨なんでも食べます!¨と、即答していました。
この時も真剣でしたので、ご飯のことについてお答えしていましたが、今見返すと…¨(ご主人様も)食べます!¨にも見えそうです…
当日。
体調を万全に整え、念入りに支度をし、少しでも早く会いたくて早めに出て待ち合わせ場所へ。
着いたことをラインで報告し、ご主人様からは今向かっているから待ってて、と連絡をいただき、お会いできる瞬間が刻一刻と近づいていることに期待と緊張、はたまたこれは夢ではないか、と落ち着き払うことでいっぱいになっていました。
予定時刻、ご主人様が現れました。
…本当に来てくれた!
お会いできた瞬間、お疲れさまです!と挨拶してから…二人でお店へ入るまでの間、どう会話を交えたか、緊張のあまり覚えていません。
これまで何度もばっさり断られてきたこともあり、約束通り来ていただけたことが未だ信じ難い気持ちでとっても嬉しくて…会話の内容は頭に入っていなかったように思います。
お店の予約はしていなかったため、ご主人様のあとについて、どこに入るか探すために少し歩きました。
ご主人様はポケットに手を入れておられ、不躾にもご主人様と手を繋ぎたかったのですが…もちろんそのことを伝える勇気もなく、大人しく斜め後ろをついて歩いていました。
後からご主人様に当時のことを尋ねると、繋ぎたそうにしているのは分かっていて敢えてポケットに手を入れていた、とのことでした…
適当に居酒屋へ入り、乾杯。
緊張していて喉が乾いていたこともあり、一口目はグラスの半分くらい飲み干したと思います。
ご主人様に、なにを注文されますか?とお尋ねしたら、なんでも食べられるからなんでも好きなの頼みなよ、と気遣いのお言葉をいただきましたが、一番悩ましい指示でもあり、少し多めにオーダーしたのでした。
話したいこと、お聞きしたいこと、たくさんあったのですが…いざご本人を目の前にするとなかなか言葉が出てこなかったのです。
そんなわたしの様子を見てか、ご主人様は落ち着いた面持ちでタバコを片手に、普段職場で起きる面白いエピソードをお話ししてくださりました。わたしはこくこくと相槌を打って、ご主人様の声に聞き入っていました。
あまり飲まないようにしていたつもりだったのですが、多めに注文したメニューも結局緊張でほとんど食べられず…
酔いがまわってきた頃、やっと少し気持ちもくだけてきて、ゆっくりとご主人様の方に近付いていったのです…
長くなったので続きは次回に載せます…
さき
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