会社訪問
それまでお会いできる機会といえば、月に一度わたしの会社へ来られた際、ご主人様のことを遠目から拝見することしか出来ませんでした。
そんな中、突然ご主人様の方から、ご主人様の元へ伺える機会を与えてくださり、嬉しい急展開に舞い上がるばかりでした。
当時、うちの会社のある従業員さんが退職される関係で、偶然にも同じ時期にご主人様と送別会を予定されていたそうです。
ご主人様から、¨それに参加すれば職場の雰囲気もよく分かるのでは?¨という提案を受け、そこまで配慮していただき日程調整してくださいました。
もちろん喜んで参加させていただくことになりました。
このことが現実味を帯びてきた頃、事前に確認したいことが増え、社内メールを使うより個人的に連絡した方が細かいことも聞きやすいと感じ、この時初めて電話番号を教えていただきました。ショートメールでしたが、連絡すると必ず小さなことでも返信してくださいました。
待ちに待った、当日。
約束の日が決まってから迎える当日まで、とても長く長く感じました。
この頃、とても暑さが厳しい時期でした。
ご主人様から、こっちはとても暑いから覚悟してね、と冗談ぽく聞かされていたのですが、冗談でもなんでもなく当日は息苦しいほど蒸し暑い日でした。
会社訪問では、事前に連絡くださっていたことの一つとして、ご主人様の制服をお借りすること、その日すぐにお返しすること、が決まっていました。
猛暑の中、汗だくになるのは想定しておりましたが、それでも汗まみれのまま制服をお返しするのがとても申し訳なく思うのと、汗の匂いが酷くないかと恥ずかしさでいっぱいになりました。
ですが、それ以上に、ご主人様がお召しになっているものをわたしが身につけられるというこの状況に、なんとも言えない気持ちになりました。
とても変態的ですが…お借りしてすぐ匂いを嗅ぎたい衝動に駆られましたが、さすがにあからさまにそんなことは出来ず…
…密かにご主人様に包まれる感覚に浸っていました。
数時間滞在させていただき、ご主人様の職場内はわたしにとってとても新鮮でたくさん感動しました。
あの日、見学中に、ご主人様の説明してくださる横顔に見惚れ、口調や声のトーンに聞き入ってしまい、なかなか説明が頭に入ってこなかったことは、今でもご主人様にそのことをお伝えしたことはありませんが、きっと今告白しても、そんなこと聞かなくても分かってたよ、と言われそうな気がします。(笑)
とにかく夢中でした…
職場内の風景は結構ハッキリと覚えている自信はありますが、どこがどういうところで何をしているかの内容は全く覚えておりません(笑)
そんな様子を理解しているであろうご主人様が、こんな生意気に分かったような相槌を打っている小娘相手に、あんな優しく接してくださって…
小娘が夢中になるのも仕方ないと思いませんか…
さき
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