強要
ご主人様とのことではありません。
ここ数日間、わたしの身近で起きた件であります。
主従のこととは異なります。
強要とは。
無理強いに要求すること、と広辞苑に記されています。
コロナ禍により、結婚式の規模を縮小したり、身内だけで挙げたり、わたしの友人の中でもそうした動きが何件かあり、耳にしていました。
わたしが学生の頃に仲良くしていた10人ほどのグループは、今でも交流があり、何かきっかけがあればなかなか全員とはいきませんが、8割が集まるくらい仲が良いです。
その中の一人、近日結婚式を挙げるとのことで、本人からグループみんなへ一斉にお知らせが回っていました。
しかしこんなご時世ですので、ご本人も盛大に挙げるのはやはり控えられたことと、わたしは招待を受けましたが万が一のことが頭をよぎるとやはり責任を伴いますし、今回は参加を辞退しました。
出欠確認は今年の4月に伺っていて、結局その後ご親戚と友人関係は少数参加のようでした。
そして突然今月、余興ムービーで流す材料を集めているから協力してほしいと、幹事の子から頼まれたわたしの友人が、例の仲良しグループ内へ連絡が入りました。
内容は、動画製作企画にあたり、みんなの寄せ書きを動画の中に一部おさめるため、各々画用紙へメッセージを書き、それを手に持った状態で各自写真に写し、データを送ってほしい、というものでした。
幹事の方からの直接の協力依頼文面も、そのお知らせと一緒にコピーペーストで載せられていましたが、
提出締め切り日は、連絡をもらった日を含み5日間…
わたしも幹事経験してますので、企画担当者も大変なのは分かりますが、
なんだろう…それにしても段取りが悪すぎるような…
わたしが寝に帰るだけの日々が続いていることについて友人も知ったことではありませんでしょうけれども、写真貰える?と、催促の連絡が届きました。
幹事の方の文面に、コロナ禍で結婚式に参加できない方が多数いらっしゃると思いますので、出来るだけ沢山の方に是非ともご参加ご協力いただきたいです。と記されておりました。
画用紙など材料もすぐ手元になく、仕事のある日は帰ってきてから作る気力もありませんし、一旦断ろうとしていました。
ですが後々、グループ内であることないこと変な噂をされるのも面倒ですし、新婦へ決してお祝いしたくないわけではありませんので、期限内にはお送りできませんでしたが、締め切り翌日にお送りしました。
なんといいますか…
大人の対応ってなんだろうと、ものすごく考えました。
ご主人様に出逢うまでは、わたしは後のことを考えず自分の気持ちを全面に押し出し言葉を並べるばかりでしたが、
少しだけ冷静に、できる範囲で何が最適か…
きつく当たっても、自分にも周りにも何も良いことがないうえ、ご主人様からいつも調教いただく中でなるべくストレスを溜めないようにするには、ではどう転換したらよいか、
わたしの中で変換した結果は、コピー用紙を選択、作品に大幅な時間をかけない程度のものに仕上げ、自分の姿は写さず、作品のみ写真におさめました。
こんなこと、主役の方には大変申し訳ないものでありますが、わたしの中での最善の対応としては、余興企画へ提供できたこと…
ものごとの達成とは、完成度ではなく、最後までやり遂げられたかどうか。
モノは60%の完成度でもいい。
それは、ご主人様が仕事で行き詰まったときに、よくお言葉にされていたことです。
上司に依頼された仕事を、
100%に仕上げられたが、期限を過ぎてしまったパターンと、
自分の中で60%のものしか出来なかったが、期限内に提出できたパターン、
断然後者であると…
わたしは最初理解に乏しかったのですが、どっちみち、人が作ったものは他人からみると同じ100%であるわけがないと。
全くそのままなんだろうなぁと。
わたしの中で処理できていたとしても、相手にとったら完璧なものだと認識してもらえる確率は低い。
長くなりましたが、強要されて、いっときムッとしてしまったわたしですが…
最近なかなか連絡が取れないご主人様とのことを思い出しながら、何が一番ストレスなくかつ周りも自分も何が最適かを考えた数日間でありました。
さき
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